EJU생물 주요지문 7. 생물의 진화와 계통 生物の進化と系統

생물의 진화와 계통 生物の進化と系統

01. 祖先そせんとは形質けいしつなどが異ことなる子孫しそん集団しゅうだんができることは、進化しんかと呼よばれる。

02. 生物せいぶつの進化しんかのうち、新あらたな種たねが生しょうじることや、種たねよりもさらに分類ぶんるい上じょう隔へだたりの大おおきい生物せいぶつ群ぐんが生しょうじることは、大だい進化しんかと呼よばれる。

03. 種たね内ないの形質けいしつなどがわずかに変化へんかすることなどは、小しょう進化しんかと呼よばれる。

04. 同種どうしゅ内ないの集団しゅうだんにみられる形質けいしつの違ちがいを、変異へんいという。

05. 遺伝いでん的てき変異へんいは、突然変異とつぜんへんいによって生しょうじる。

06. 染色せんしょく体たい数すうが正常せいじょうな場合ばあいより、１～数すう個こ多おおいか少すくない場合ばあいを、異数いすう性せいという。

07. 交配こうはい可能かのうな集団しゅうだんがもつ遺伝子いでんし全体ぜんたいは、遺伝子いでんしプールと呼よばれる。

08. 遺伝子いでんしプールにおいて、１ひとつの遺伝子いでんし座ざの対立たいりつ遺伝子いでんしの頻度ひんど（割合わりあい）を遺伝子いでんし頻度ひんどという。

09. ①極きわめて多数たすうの同種どうしゅの個体こたいからなる。②個体こたいによって生存せいぞん力りょくや繁殖はんしょく力りょくに差さがない。③すべての個体こたいが自由じゆうに交配こうはいして子孫しそんを残のこす。④集団しゅうだん内ないで突然変異とつぜんへんいが起おこらない。⑤他たの集団しゅうだんとの間あいだで個体こたいの移入いにゅうや移出いしゅつがない。といった条件下じょうけんかの集団しゅうだんでは、それぞれの遺伝子いでんしの頻度ひんどは変かわらず、遺伝子いでんし型がたの頻度ひんどは遺伝子いでんし頻度ひんどの積せきに等ひとしくなる。このような法則ほうそくをハーディー・ワインベルグの法則ほうそくという。

10. 生存せいぞんや生殖せいしょくに有利ゆうりな形質けいしつをもつ個体こたいは、次世代じせだいにより多おおくの子こを残のこす。これを自然しぜん選択せんたくという。

11. さまざまな変異へんいをもつ個体こたいからなる集団しゅうだんは、自然しぜん選択せんたくによって環境かんきょうに適応てきおうした形質けいしつを持もつ集団しゅうだんになる。これを適応てきおう進化しんかという。

12. 非ひ生物せいぶつ的てき環境かんきょうや生物せいぶつ間あいだの相互そうご作用さようといった自然しぜん選択せんたくを引ひき起おこす要因よういんを、選択せんたく圧あつという。

13. 配偶はいぐう行動こうどうにおいて、同性どうせい間あいだ、または異性いせい間あいだにみられる相互そうご作用さようが選択せんたく圧あつとなるものを、性せい選択せんたくという。

14. 異ことなる種たねの生物せいぶつどうしが生存せいぞんや繁殖はんしょくに影響えいきょうを及およぼし合あいながら、互たがいの形質けいしつが選択せんたく圧あつとなって適応てきおう進化しんかが起おこる現象げんしょうを、共きょう進化しんかという。

15. 集団しゅうだん内ないの遺伝子いでんし頻度ひんどが偶然ぐうぜんに左右さゆうされて変化へんかすることを遺伝いでん的てき浮動ふどうという。

16. 形質けいしつに変化へんかが現あらわれたとしても自然しぜん選択せんたくを受うけない場合ばあいがある。これらのような変異へんいは、遺伝いでん的てき浮動ふどうによって集団しゅうだん内ないに広ひろまっていく。このような進化しんかを中立ちゅうりつ進化しんかという。

17. 集団しゅうだんの個体こたい数すうが大おおきく減少げんしょうすることで、遺伝子いでんし頻度ひんどがもとの集団しゅうだんから大おおきく変化へんかすることをびん首くび効果こうかという。

18. 生物せいぶつが世代せだいを経へるに従したがって、ＤＮＡの塩基えんき配列はいれつやタンパク質たんぱくしつのアミノ酸あみのさん配列はいれつは変化へんかする。このような分子ぶんしに生しょうじる変化へんかを分子ぶんし進化しんかという。

19. ＤＮＡには一定いっていの確かく率りつで突然変異とつぜんへんいが生しょうじており、これらの突然変異とつぜんへんいのうち、中立ちゅうりつなものは自然しぜん選択せんたくを受うけず一定いっていの速度そくどで分子ぶんし内ないに蓄積ちくせきする。このような、分子ぶんしに生しょうじる変化へんかの速度そくどは、分子ぶんし時計とけいと呼よばれる。

20. ある遺伝子いでんしがゲノム内ないに複数ふくすう存在そんざいする現象げんしょうは、遺伝子いでんし重複じゅうふくと呼よばれる。

21. ある個体こたい群ぐんが同種どうしゅの個体こたい群ぐんから隔へだてられて自由じゆうな交配こうはいできなくなることを、隔離かくりという。

22. 集団しゅうだんが地理ちり的てきな障壁しょうへきにより分断ぶんだんされた隔離かくりを、地理ちり的てき隔離かくりという。

23. 自然しぜん下かで交配こうはいしない、もしくは交配こうはいしても生殖せいしょく能力のうりょくのある子こができない状態じょうたいになることを生殖せいしょく的てき隔離かくりという。

24. 生殖せいしょく的てき隔離かくりが成立せいりつして新あらたな種たねが生しょうじることを、種たね分化ぶんかという。

25. 地理ちり的てき隔離かくりによって分わかれた集団しゅうだんに生殖せいしょく的てき隔離かくりが起おこって種たね分化ぶんかが生しょうじることを、異こと所しょ的てき種たね分化ぶんかという。

26. 集団しゅうだんの隔離かくりは、生息せいそく域いきの分断ぶんだんがなくても、性せい選択せんたくやニッチの違ちがいなどで生しょうじることがある。地理ちり的てき隔離かくりを伴ともなわない種たね分化ぶんかを同所どうしょ的てき種たね分化ぶんかという。

27. 染色せんしょく体たいのセットに倍数ばいすう関係かんけいが見みられるとき、これを倍数ばいすう性せいという。

28. 倍数ばいすう性せいを示しめす個体こたいを倍数ばいすう体たいという。

29. 特定とくていの時代じだいにのみ生存せいぞんしていた生物せいぶつの化石かせきで、地層ちそうの年代ねんだいを推定すいていするのに用もちいられるものを、示しめせ準じゅん化石かせきという。

30. 化石かせきの形状けいじょうや成分せいぶんなどからその時代じだいの環境かんきょうを推測すいそくすることができる化石かせきを、示しめせ相しょう化石かせきという。

31. 原始げんし地球ちきゅうでは比較的ひかくてき分子ぶんし量りょうの小ちいさな有機物ゆうきぶつが合成ごうせいされ、これらからタンパク質たんぱくしつや核酸かくさんなどの分子ぶんし量りょうの大おおきな有機物ゆうきぶつが合成ごうせいされ、生物せいぶつを構成こうせいする有機物ゆうきぶつが生しょうじたと考かんがえられている。このような過程かていを、化学かがく進化しんかという。

32. 初期しょきの生命せいめいではRNAが遺伝いでん情報じょうほうの保持ほじと触媒しょくばい作用さようの両方りょうほうを担になっていたと考かんがえられている。このように、生物せいぶつの基本きほん的てきな活動かつどうがＲＮＡによって支配しはいされていたと考かんがえられる時代じだいをＲＮＡワールドという。

33. 現在げんざいのように遺伝いでん情報じょうほうをDNAが担にない、触媒しょくばいの作用さようをタンパク質たんぱくしつが担になう時代じだいをＤＮＡワールドという。

34. 地球ちきゅうの誕生たんじょう後ご、最古さいこの岩石がんせきが形成けいせいされてから現在げんざいまでの期間きかんを地質ちしつ時代じだいという。

35. 地質ちしつ時代じだいは、約やく５億おく４千せん万まん年ねん前まえよりも前まえの先さきカンブリア時代じだい、それ以降いこうの古生代こせいだい・中生代ちゅうせいだい・新生代しんせいだいに分わけられる。

36. オーストラリア西部せいぶの浅海せんかいには、シアノバクテリアの働はたらきによって、ストロマトライトと呼よばれる岩石がんせきが現在げんざいでも形成けいせいされている。

37. 真ま核かく生物せいぶつのミトコンドリアは、好こう気性きしょう細菌さいきんが葉は緑みどり体たいはシアノバクテリアが、それぞれ細胞さいぼう内ないに共生きょうせいした結果けっかでできたと考かんがえられている。これを細胞さいぼう内ない共生きょうせいという。

38. 約やく23億おく年ねん前まえ～６億おく年ねん前まえまでの間あいだに、大気たいき中ちゅうの二酸化炭素にさんかたんそなどの温室おんしつ効果こうかガスが減少げんしょうして地表ちひょうが寒冷かんれい化かし、地球ちきゅう全体ぜんたいが氷河ひょうがにおおわれる時期じきがあった。この現象げんしょうを全ぜん球たま凍結とうけつという。

39. 先カンブリア時代せんかんぶりあじだい末期まっきに繁栄はんえいした多た細胞さいぼう生物せいぶつには、エディアカラ生物せいぶつ群ぐんと呼よばれる生物せいぶつ群ぐんがある。

40. 古生代こせいだいのカンブリア紀きには、多種たしゅ多様たような無む脊椎動物せきついどうぶつが爆発ばくはつ的てきに出現しゅつげんした。このような現象げんしょうは、カンブリア爆発ばくはつと呼よばれている。

41. カンブリア大だい爆発ばくはつで出現しゅつげんした動物どうぶつ群ぐんは、バージェス動物どうぶつ群ぐんと呼よばれている。

42. カンブリア紀きには、最初さいしょの脊椎動物せきついどうぶつである無む顎あご類るいが出現しゅつげんした。

43. 形態けいたいや働はたらきが異ことなっているが、発生はっせい上じょうの起源きげんが同おなじである器官きかんを、相あい同どう器官きかんという。

44. 形かたちや働はたらきは似にているが、発生はっせい上じょうの起源きげんが異ことなる器官きかんを、相似そうじ器官きかんという。

45. 共通きょうつうの祖先そせんをもつ生物せいぶつ群ぐんが、さまざまな環境かんきょうに適応てきおうした形態けいたいや機能きのうをもつようになって多おおくの種たねに分わかれる現象げんしょうを、適応てきおう拡散かくさんという。

46. 有ゆう袋ぶくろ類るいと真ま獣類じゅうるいのように個別こべつに進化しんかした異ことなる生物せいぶつでも、類似るいじしたニッチで生活せいかつするものはよく似にた形質けいしつを持もつ。このことを収しゅうれんという。

47. 約やく2200万まん年ねん前まえの地層ちそうからは、類人猿るいじんえんの祖先そせんの化石かせきが発見はっけんされている。

48. 人類じんるいは、直立ちょくりつ姿勢しせいで二に足そく歩行ほこう（直立ちょくりつ二に足そく歩行ほこう）を行おこなう。

49. アフリカの約やく420万まん年ねん前まえ～150万まん年ねん前まえの地層ちそうからは、アウストラロピテクスと総称そうしょうされる猿さる人類じんるいの化石かせきが多数たすう発見はっけんされている。

50. 現在げんざいの人類じんるいは、ホモ・サピエンスの１種しゅのみである。

51. 生物せいぶつを共通きょうつう性せいにもとづいてグループ分わけすることを、分類ぶんるいという。

52. 人間にんげんにとって識別しきべつしやすい形質けいしつや日常にちじょう生活せいかつとの関係かんけいを基準きじゅんにして行おこなわれる生物せいぶつの分類ぶんるいを人為じんい分類ぶんるいという。

53. 生物せいぶつが進化しんかしてきた道筋みちすじを系統けいとうといい、系統けいとうにもとづいた分類ぶんるいは系統けいとう分類ぶんるいと呼よばれる、

54. 生物せいぶつの分類ぶんるいは、他たの生物せいぶつ群ぐんから明あきらかに区別くべつされる生物せいぶつ群ぐんである種たねを基本きほん単位たんいとして行おこなわれる。

55. １８世紀せいきの中頃なかごろ、リンネは、種たねの名前なまえを表あらわすにあたり、属ぞく名めいと種たね小名しょうみょうの２ふたつを並ならべて記載きさいする二に名めい法ほうを用もちいた。

56. 生物せいぶつの系統けいとう関係かんけいを樹木じゅもくの形かたちに表現ひょうげんした図ずは、系統けいとう図ずと呼よばれる。

57. 種たねは、系統けいとうにもとづいて、段階だんかい的てきにグループ分わけされている。近きん縁えんな種たねは属ぞくに、さらにいくつかの近きん縁えんな属ぞくは科かにまとめられている。

58. ホイッタカーは、原生げんせい生物せいぶつ界かいのなかから原核げんかく生物せいぶつをモネラ界かいとして独立どくりつさせ、モネラ界かい・原生げんせい生物せいぶつ界かい・植物しょくぶつ界かい・菌きん界かい・動物どうぶつ界かいからなる五ご界かい説せつを提唱ていしょうした。

59. ウーズは、さまざまな生物せいぶつのｒRNAの塩基えんき配列はいれつを解析かいせきし、その遺伝いでん的てきな差異さいを比較ひかくした。その結果けっか、生物せいぶつは細菌さいきん（バクテリア）、古こ細菌さいきん（アーキア）、真ま核かく生物せいぶつ（ユーカリア）の３みっつの大おおきなまとまりに分わけられることが明あきらかになった。

60. ウーズは、３みっつが属ぞくする階層かいそうがそれまでの最もっとも大おおきな分類ぶんるい群ぐんである界さかいよりもさらに上位じょういの分類ぶんるい群ぐんにあたるとして、ドメインと名付なづけた。